【組織改善】相手に動いてもらうには?方法と考え方【利他・全体最適】
【組織改革】【組織風土改善】【組織開発】【風土改善】に取り組む企業は多いと思います。
私が所属する会社でも研修し取組みを実施しようと模索しています。
その中で、私の気づいた点を記録していましたので共有します。(研修受講者へ宛てたコメントより編集)
[トピック]
相手に動いてもらうには? 相手を動かすには?
その方法と考え方
[結論]
1.自己否定すること(脱正当化・脱過信)
2.信用を蓄積する(日々の善行)
1.自己否定すること(脱正当化・脱過信)
危機感のなさ、失敗の要因について、自分に対する「過信」「過大評価」があるというお話しがありました。
これは自己否定する難しさにあると思います。人間は誰しも自分を正当化するものです。自分以外の環境や制約条件に原因を求める方が圧倒的に楽だからです。
自分に起きている現象は(良いものも悪いものも)全て自分に起因しているという認識が必要です。レビューにあった「相手が動いてくれない」のは、相手が悪いのではなく、自分が相手にそうさせてしまっている(動かない要因を作らせてしまっている)と認識すべきだと思います。
そう認識する(=自己否定する)ことができれば、自分の行動(責任)で状況を打破できる可能性が生まれます。また、相手をむやみに非難・批判することもなくなります。
2.信用を蓄積する(日々の善行)
相手に動いてもらうには、手段や方法論に加え日々の信用をどれだけ積み上げているかも重要だと思います。
相手から依頼された仕事やちょっとしたお願い事、日々のコミュニケーション、挨拶など、いつも素早く正確に回答し、誠実な対応を行うことで信用は積み上がっていきます。
自分が相手を大切に思い対応していれば、相手は動いてくれるのではないかと思います。
3.利他の心で実践する(部分最適→全体最適)
信用の蓄積は「利他」の心にも繋がっています。
「利他」の心で行動している人は、信用が積み上がっているので人を動かす(巻き込める)ことができる人です。
人を動かせる人は、影響力がある人なのでその人の役割やレベルは次第に上がっていくはずです。
「手酌は出世しない」というのは、「利他」の心を大切にしなさいという教えであるとわかりました。「手酌」=自分の器を先に満たそうとする「利己」の心。「利他」により周りの器を自分から満たしていれば、自分の器が空くことはない。
これはあの稲盛和夫さんも説いていました。
「利他」「利己」の問題は、「自部門では良いが、他部門・全社的には不具合が起きる」といった「部分最適」「全体最適」の問題にも繋がってくると思います。自己最適、部門最適にならないように心がけていきたいと思います。
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今回も多くの気づきをいただきありがとうございました。